2021年国連ユニタール広島青少年大使
~明日を担うリーダーたちへ~

現在新型コロナウイルス感染症により、世界情勢は不確実性を増し、私たちのライフスタイルは変容の岐路に立っています。この類を見ない変革期において世界では、世界の実情を理解し、地球全体が持続的に発展していく手法を他の人々と協働し、模索していく若きリーダーたちを必要としています。
世界では今持続可能な開発目標(SDGs)の推進に対する若者の力に注目が集まっています。高校生や大学生といった若者たちが、世界の課題解決の当事者として活動をしています。
国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所は、中四国地方唯一の国連機関として、イラクや南スーダン等の紛争当事者国の人々に人材育成の研修を実施するとともに、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた取り組みを行っています。この度、ユニタールとその支援団体である当協会の共催で国連ユニタール広島青少年大使育成研修を実施しています。

対象

広島県内の高等学校に通う生徒 (語学要件)日本語:ネイティブレベル、英語:ディスカッションレベル

人数 

22名

プログラム内容

SDGsの4つの目標に関する学びを深めるとともに、他の大使たちとともにそれぞれの目標について何ができるかを討論し、プレゼンテーションをしてもらいます。

パートナーシップ

研修において、以下の団体にご支援をいただいています。(ゴール1,4,13,16,SDGsの概要の順番)

日本電気株式会社。ゴール1:貧困をなくそう、の講義でのご協力
グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)。ゴール4:質の高い教育をみんなに、の講義でのご協力

ゴール13:気候変動に具体的な対策を、の講義でのご協力

株式会社テレビ新広島。ゴール16:平和と公正をすべての人に、の講義でのご協力

慶応大学特任助教高木超氏(Cosmo Lab)。SDGsの概要

ワークショップ1では、SDGsの概要、英語のセッション、グループワークを実施しました!

SDGsの概要については、慶応大学特任助教の高木超先生による、SDGsの全体像について考える講義があったほか、SDGsと自分自身とのつながりを考える、ワークショップがありました。目標11住み続けられるまちづくりを、を課題とし、自分たちの町で災害による死者数・行方不明者数、負傷者数を減らしていくにはどうしたらいいかを考えました。オンラインのグループワークツールを用いて、大使たちは、SDGsのつながりあう世界を体験しました。

Englishセッションでは、ユニタールスタッフアレクサンダー・ヘイがファシリテートする中で、日本の文化(食べ物、ファッション、場所、エンターテイメント)に焦点を当てて、みんなが発表をしました。英語を使う、というところもあり、みんなドキドキしていましたが、スピーチのときはみんな楽しそうにしゃべっていました!

最後のグループワークでは、各目標のなかにあるターゲットで自分たちの中で興味があるものを選んだほか、どんな課題があるのかをみんなで抽出していきました。

ワークショップ2では一般社団法人GiFTの辰野先生と日本電気株式会社(NEC)の池田先生がそれぞれゴール4:質の高い教育とゴール1:貧困をなくそうについてレクチャーします!

ワークショップ2では、ゴール4「質の高い教育をみんなに」及びゴール1「貧困をなくそう」のSDGs中の2つのゴールに関する講義とグループワークをしました。

ゴール4「質の高い教育をみんなに」では、一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)の辰野まどか先生によるワークショップがありました。先生が今の活動を始めたきっかけや、らくちんな場所(Comfort Zone)から学びがたくさんある領域(Learning Zone)に出ることの大切さ等を聞きました。ワークショップの最後には、2030年に何をしたいかを2人1組でインタビュー形式をとりながら、熱く語り合いました。

ゴール1「貧困をなくそう」では、日本電気株式会社(NEC)の池田俊一先生にご登壇いただき、NEC2030Visionや、多様なステークホルダーとの対話・共創をとおしSDGsのすべての目標に貢献していく、という価値創造プロセス等、NECがSDGs貢献に向けて取組を進めるにあたり、どんな理念や考え方を持っているかを学びました。また、「モザンビークの電子クーポン」プロジェクトなど、NECの技術とステークホルダーとの共創を通して実施している貧困をなくしていくための取り組みを学びました。自社の得意な分野を活かし、パートナーと協力してプロジェクトを作り上げていくプロセスに興味を持った人が多いようでした。

実際に事業に取り組んでいる講師の皆さんの話を通して、みんな刺激を受けたようでした。

エイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン株式会社の山浦氏をお呼びし、「ファッションをサステナブルに」という理念のもと、従来のごみを生み出す直線型経済から循環型経済への転換という「変化」の意義を学びました。

 

そしてテレビ新広島の横川氏から、広島に生きる青少年大使に向けて核なき未来の世界のために、被爆の実相を被爆者が抱えるPTSDの観点から伝える取り組みを教わり、若者がこれからの平和を作る存在だという力強い訴えを受け止めました。

青少年大使の皆さんはそれぞれのグループにて、大きく立ちはだかる課題に直面し悩みつつも実現したいヴィジョンに向けてみんなで話し合い、プロジェクトのアウトラインを作成しています。

最終プレゼンテーションに向けて中間発表を行いました。違うグループの仲間の発表から新しい発見をしたり、外からのアドバイスを通じて自グループのプロジェクトを異なる角度から再考したりしながら、お互いに刺激を与え合いました。

そしてその後は、青少年大使同窓生たちによるプレゼンテーションに耳を傾けました。まずは、青少年大使のメンターも務めてくれているUNITEが自己紹介と団体でこれまで実施している活動を紹介しました。

2020年度青少年大使で構成されているUCHIRAのメンバーは現在、カザフスタンのストリート・アーティストのパシャ・カス氏と取り組んでいる、原爆を題材にした壁画プロジェクトについて紹介しました。

青少年大使たちは、先輩たちが研修後その学びを生かして、地球規模の課題を考え自ら行動する姿に感銘を受け、その背中を追うように中間発表後のグループワークに精を出しました。

香港の青少年大使と交流を深めました。オンラインで香港にてSDGsを学びプロジェクトを始動させる同年代の学生とお互いの文化や自己紹介を通して繋がりました。

またそれぞれのグループで、作成中のSDGsプロジェクトについて話し合い、感想をを共有しました。この交流を通して青少年大使の皆さんは、誰一人取り残さないこれからの未来を作る世界の仲間を見つけることができました。

パンデミック下においてもオンラインツールを駆使し、国境を越えて切磋琢磨する時間を大切にして、彼ららしく英語を試しながらコミュニケーションを楽しんでいました。

最終プレゼンテーションを目前に2回目の中間発表も行い、プロジェクトを多くの人に発信する準備が整ってまいりました。

問い合わせ先:国連訓練調査研究所(担当:馬場) Email: [email protected] | 電話番号:082-511-2424