国連ユニタール広島青少年大使育成事業
現在新型コロナウイルス感染症により、世界情勢は不確実性を増し、私たちのライフスタイルは変容の岐路に立っています。この類を見ない変革期において世界では、世界の実情を理解し、地球全体が持続的に発展していく手法を他の人々と協働し、模索していく若きリーダーたちを必要としています。
国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所は、中四国地方唯一の国連機関として、イラクや南スーダン等の紛争当事者国の人々に人材育成の研修を実施するとともに、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けた取り組みを行っています。国連ユニタール青少年大使育成事業は2010年に開始して以来2020年に至るまで、累計98名の高校生に研修を提供してきました。2016年までは広島の代表となる大使を2名選び、広島の若者としての声を世界に発信していく形をとっていました。2017年以降は研修事業として、SDGsやグローバル市民としての能力を培うことに焦点を当て、20名程度の高校生に対しユニタールの知見を活かした研修を実施するようになりました。時代の変化に対応しながら研修の提供手法を変えており、多くの修了生たちが、研修後も様々な活動を続けています。