ごあいさつ

20190607_大島会長写真

 世界には、紛争や内戦、貧困、開発の遅れなど様々な困難を抱え、国づくりと発展に日夜取り組む中で、国際社会からの支援を必要としている国が多数あります。社会を築き、支え、動かしていくために不可欠な支援の一つが人材育成であり、このため国連組織の中で研修事業に特化し独自の役割を担っているのが国連訓練調査研究所(UNITAR、ユニタール)です。1963年の設立以来、支援対象国の中堅リーダー、専門家、若手実業家など多様な人材に対し、世界各地で実践的な学習と経験の機会を提供してきました。

 国連ユニタール広島事務所は、ジュネーブ、ニューヨークに次ぐ3番目の事業拠点として2003年に誕生しました。原爆の被害を乗り越え、平和都市として復興を遂げた広島の経験と教訓を背景に、特に紛争後の復興と平和構築、軍縮、持続可能な開発目標(SDGs)に重点を置き、精力的に研修事業を展開しております。海外研修生に、広島のイメージを忘れることなく、それぞれの国の復興と発展をめざすことへの希望を伝えてきました。

ユニタールを日本で応援してくださる皆様の思いが結実し、2019年10月、一般社団法人「国連ユニタール協会」が設立される運びとなりました。ユニタール本部と覚書を締結し、国際平和の理念の推進に貢献していく所存です。ユニタールをより多くの皆様に知っていただき、SDGsの理念である「誰一人取り残さない(Leaving no one behind)」に沿って研修機会の拡大を後押しすることにより、意義ある活動が、広島から日本、そしてアジアはじめ世界の地域へと広がっていくよう、微力を捧げ努力して参ります。これから先、「スポーツと平和」「SDGsと教育」「女性の権利」の3つの柱のもと、地域密着型のイベントをユニタールと共同で実施して参ります。

日本の皆様とユニタールとの橋渡しに役立つことができるよう努力して参りたいと考えておりますので、より一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげます。


一般社団法人 国連ユニタール協会
理事長 大島 賢三