Ａ地点からＢ地点まで、ドアツードアで移動ができるというのがタクシーや貸切バスの特徴であり、まさに移動におけるラストワンマイルを担っています。

　しかし、乗車する方の条件を少し変えてみるとそうではありません。車イスで移動しなければいけない方も非常に多くいます。車イスでタクシー移動を考えると、看護タクシーや福祉タクシーのように事前に予約をしていなければ利用できないケースがほとんどであり、急に移動したいと思ってもそれが叶わないことも多くあります。

　ＵＤタクシーを導入したことにより、いつでも、どこにでも普通のタクシーと同じように呼んで頂きご乗車頂けることは、一見当たり前のように感じられるかもしれませんが、車イスを使われている方々にとっては大きなインパクトがあると考えています。

*UDタクシー（ユニバーサルデザインタクシー）｜全ての人が安心に移動するための、車いすが乗車可能なタクシー。

2030年までに、年齢、性別、障がい、人種、民族、生まれ、宗教、経済状態などにかかわらず、
すべての人が、能力を高め、社会的、経済的、政治的に取り残されないようにすすめる。